歯が欠けた・詰め物が取れた
インタビュアー
歯科医院の予約フォームに来る問合せ、「詰め物が取れた」「歯が欠けてどうしよう」というのが多いという話を聞きました。
そうですよね、多いかなと思います。
一般歯科医 吉沼
インタビュアー
それって慌てると思うんですが、歯が欠けた場合、どうしたらいいのでしょうか?
欠けるにも「虫歯が進んで欠けた」「食いしばりで欠けた」「詰め物が欠けた」など、さまざまな理由があります。
詰め物が取れた場合は、メンテナンスに来てなくて虫歯が進行したケースが結構多いです。
予防もしつつ、小さいうちに虫歯が見つければ欠けることは少なくて済みます。
歯ぎしり・食いしばりで欠けちゃう場合は、マウスピースを作ることなどをお勧めしています。
一般歯科医 吉沼
インタビュアー
「歯が欠ける」というのは、お子さんが転んで歯が欠けるなどではないんですね?
そういうこともありますが、それよりも詰め物が欠ける、あとは入れ歯が合わなくて残っている歯に負担がかかっている場合も欠けることもあります。
そういう場合は、入れ歯も含めた治療を検討します。
お子さんが転んで歯が欠けた時も、まずはお電話ください、急患の受け入れも可能です。(048-983-7744)
詰め物かぶせ物が取れたで、保険の銀歯やプラスチック以外の自費のモノだと、再び取れる/虫歯再発のリスクが低くなるものがあります。遠慮なく聞いてくださいね。
一般歯科医 吉沼
歯が欠けたら、どうしたらいい?
転倒などで歯が欠けた場合は、乾燥させずに(学校でしたら歯牙保存液があります)当院までお持ちください。くっつくケースがあります。
また、急患対応も可能ですので、まずは当院にご連絡(電話:048-983-7744)ください。
詰め物・かぶせ物が取れたらどうしたらいい?
取れた詰め物・かぶせ物を元に戻せることもありますので、気をつけてお持ちください。
また、早めに来院されることをお勧めします。
歯は欠ける理由
1. ぶつけて欠けた(外傷性)
サッカーなどの直接ぶつかったり転んだりしたことで、歯が欠けることがあります。
交通事故等で歯が欠ける、折れることもあります。
2. 歯はぎしりで欠けた
無意識のうちに行う歯ぎしりや食いしばりは、歯ぐきや歯にダメージを与えます。
歯ぎしりで歯がすり減り亀裂が入ることで、欠けてしまうことがあります。
3. 虫歯で欠けた
詰め物・かぶせ物の下に虫歯が出来ていて(二次カリエス;虫歯の再発)詰め物・かぶせ物が取れる、または歯が欠けることがあります。
4. 酸蝕歯(さんしょくし)で欠けた
酸蝕歯とは、飲み物や食べ物の「酸」で歯が溶けてしまうです。
炭酸飲料や砂糖、すっぱいものなどを摂取し続けるとすると、口の中が酸性に傾き、歯が溶けます。
歯が欠けたときの治療の流れ
1. 一部欠けた場合
「コンポジットレジン」という硬いプラスチックで修復をします。
2. 歯の多くの部分が欠けた場合
かぶせ物をします。
虫歯が原因で歯が欠けて神経を残すことが難しい場合は、歯の根の治療をします。
3. 根元から折れた/縦に割れた場合
歯を失ったときと同じ治療(ブリッジ・入れ歯・インプラント)をします。
歯が欠けたままだと、しみる/痛いなどの症状が現れ、汚れがたまり虫歯になりやすくなります。
Q&A
Q. 詰め物が取れましたが、仕事が遅いため歯医者に行けません。
A. 取れたところで噛まない、気を付けて歯磨きをする、熱いものや冷たいものを食べないなど気を付けて早めにご来院ください。急患対応も可能ですので、まずはご一報(電話:048-983-7744)ください。
Q. 詰め物はどうしてが取れるのですか?
A. 銀歯は過酷な口の中の温度変化によって「膨張と収縮」を繰り返しています。
その際に歯と銀歯をつなげているノリ(セメント)が取れ、隙間が空き、取れてしまいます。
空いたすき間に汚れや菌が入るため虫歯になっていることも往々にしてあります。
画像参照(銀歯と歯の間にわずかな虫歯があります)