歯がしみる・歯ぎしり・食いしばり
インタビュアー
歯がしみる原因ってどんなことなんですか?
歯周病や加齢で歯ぐきが下がと、歯の根元が露出してしみることもあります。歯の根元は神経に近い象牙質になるので、そうするとしみるという感化で伝わってしまうんです。歯ぎしりや食いしばりでも歯の根元が露出します。
一般歯科医 吉沼
インタビュアー
歯ぎしりや食いしばりで、歯がしみる?
歯ぎしりや食いしばりで、歯に「横の力」が掛かるんですね。
ギリギリ噛むと、その力で歯ぐきが下がってきてしまうんですね。
アゴの筋肉にも悪影響を与えます。
一般歯科医 吉沼
インタビュアー
いろいろなケースが考えられるんですね。
虫歯が原因なこともあります。
「しみる程度だったらいいや」と思わないで・・・しみるという時点で治療に来れば大掛かりな治療はせずに済みます。
まあいいかと思わずに、ぜひ相談しに来てくださいね。
一般歯科医 吉沼
知覚過敏とは?
虫歯や神経の炎症がなく、歯がしみて痛いことです。
歯ぐきが下がったり、歯の破折(はせつ:折れたり欠けたりすること)や歯の擦り減り、一番表面の「エナメル質(A)」ではなくその下の「象牙質(B)」が露出することでしみます。
歯ぎしり・食いしばりとは?
上下の歯を無意識のうちにギリギリとこすり合わせる習慣です。(食べるとき以外、歯は少し離れているのが正常な状態です)
寝ているとき、集中しているとき、緊張しているとき、様々なタイミングで気づかぬうちにしています。
プラキシズムとも呼ばれます。
筋肉の緊張により、頭痛や肩こりを起こすこともあります。
歯が削れたり、歯の根元が横に揺れることで歯周病を悪化させることもあります。
どんな治療をするの?
歯がしみる:歯周病が原因の場合、歯周病治療をします。
→歯周病のページへ
歯の根元が露出している場合は、レンジを充てんするなどの治療法があります。
歯ぎしりや食いしばり: 「マウスピース」を装着もひとつの方法です。
噛み合わせが原因と思われる場合には、矯正も治療のひとつになります。
歯を長く持たせるためには有効な治療法です。
→大人の矯正
→歯並びが気になる(子供)
Q&A
Q. 歯ぎしりや食いしばりがもとで顎関節症になることもあると聞きましたが本当ですか?
A. 大いに関係があります。アゴの筋肉である咀嚼筋(そしゃくきん)が痛くなる理由に歯ぎしりや食いしばりが関係してきます。
Q. しみる場合、しみない用の歯磨き粉でもなんとかならないのでしょうか?
A. 一時的に改善はしますが、根本の理由を診査し、その治療をすることが望ましいです。