大人の歯並び(成人矯正歯科)
インタビュアー
大人は歯の矯正が出来ないのでしょうか?
よく聞かれます。
40~50代になってくると「私、出来ますか?」と聞かれる方がいらっしゃいます。
矯正担当医 吉沼
インタビュアー
40~50代の矯正って、先生はどう思いますか?
何歳になったから出来ない、というのはないと思っています。
ただ、歯の動きとか治療の期間は若い子に比べると少し掛かったりします。
一般的なリスク・・・歯肉が退縮(歯ぐきが下がる)しますよとか、根っこがダメージを受けやすいですよ、などありますが、出来ない訳ではないです。
「矯正、やりたい!」と思ったタイミングで始めていただくのが一番かと思います。
矯正担当医 吉沼
インタビュアー
大人になったら難しいと思っていました。
当院は矯正を専門とする先生が3人います。
ちなみに、子どもの矯正は10種類の装置の中から提案できるんですよ。
矯正担当医 吉沼
インタビュアー
それくらい経験豊富ということですね!
はい。
そして、矯正以外の一般歯科や口腔外科、歯周病などそれぞれの分野の専門家が在籍しているので、一か所で治療が済むというのも当院の特徴です。
歯並びがよくなることで、歯が長持ちするというメリットがあります。
詳しくお伝えしていきますね。
矯正担当医 吉沼
歯の矯正とは?
従来の「ワイヤーとブラケット」や「マウスピース」など方法で、歯並びをよくするのが歯の矯正です。
矯正のメリットは、歯並びがよくなることだけにとどまりません。
歯の矯正のメリット
- 歯磨きしやすくなるため、歯周病・虫歯の予防になる
- 噛むときの力が平均的に歯にかかるので(特定の歯だけに集中しない)、歯の寿命が延びる
- インプラントや入れ歯になった場合もバランスが良いため、安定して長持ちする
- 全身の筋肉のバランスが整うので、肩こりや片頭痛の軽減につながる
- 発音が改善する
- 正しく噛むことで、脳に刺激を与える
- アゴやベロ、口の周りの筋肉のバランスが整うことで、口呼吸やベロの悪習癖の改善が期待できる
- 歯並びのコンプレックスがなくなり、歯を見せて笑えるようになる
大人の歯の矯正 治療の流れ
1. カウンセリング
患者さまへの負担が最小限で済むよう、矯正の専門医が丁寧に診断いたします。
2. 検査/分析/診断
3. 歯の矯正の装置装着・歯磨きの練習
金属はなるべく使わず、外からは見えにくいワイヤーを使用した矯正もございます。
4. 治療(3~4週に1回の割合で通院)
一緒に相談しながら歯並びを整えていきましょう。
4. 治療終了後、保定
ほてい:歯がキレイに並んでも、歯は元に戻ろうとします。治療後の歯並びを安定させるため、保定装置(リテーナー)を使います。
Q&A
Q. 子どもが矯正をしていたら、私もやりたくなりました。少しお安くなりますか?
A. 矯正費はお2人目からご兄弟・親子割引があります。詳しくは料金表ページをご覧ください。
Q. 装置を付けた後、仕事で毎月通うのはなかなか厳しいのですが。
A. 診療時間に関しては調整いたしますので、遠慮なくご相談ください。
※1マウスピース型矯正装置 (インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
※2マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
※3国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※4マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けております。
※5マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
矯正全般に関して
※1矯正歯科治療は公的医療保険の適応外の自費(自由)診療となります。
※2
こちら、医院さんでそれぞれだと思うので、期間、回数を
A:成人矯正の場合、抜歯を伴う場合は約2年6か月で通院回数は約30回、抜歯を伴わない場合は2年前後で約20~24回です。
B:小児矯正の場合、
矯正治療をスタートするタイミングとその後の永久歯との交換の早さによって前後します。
平均すると1年6か月~2年程度で、通院回数は約10~24回です。
C:部分矯正の場合、0.5~1.5年程度で通院回数は約5~15回です。
尚、通院期間、回数は個人差や治療方法により異なることをご了承下さい。
※3一般的なリスクと副作用
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。